下り電車。




「ふぅ~ギリギリセーフw

 あれぇ~?2番線に乗ったような・・・。」





「1番線・・・だったよ・・・。」




「だったら言ってよ。」



東君はムスッとした顔をする。






「ごっ・・・・ごめんなさいっっ。」






「ウソだよぉ。Don't worry~♪」



「私・・迷惑じゃ・・・ないですか・・・・??」





東君はニコッとスマイル。




「迷惑ぅ?バリバリかけてんじゃんw」





ガァ―――――――――――――――ンッッ





「冗談です。w」




東君はアハハと笑う。








そして、少し経ってから口を開いた。








「ねぇ・・・。


 両親となんかあったの??」







・・・・・・。






東君は向かい側の窓の外を見ている。






「言いたくなくても・・・言って。」







≪べつに言いたくなきゃいいんだけどさww≫




季さんが言った言葉とは違った。







「だって、言わなきゃ分かんないじゃん。」




いつもより強い口調。








「簡単に一言でいいから。」








・・・・・・・。








この人に




言っても平気かな?