「グルって言うか仲間?」
女の子が考えながら言う。
な・・・・・なかま・・・・
「俺ら『エリファトム』って言うんだぁ~!
かっこいいでしょ??」
小さい男の子が私に向かってピースした。
「なんだ、その"ファシズム″みたいな名前は。
俺は聞いてないぞ。」
「だってぇ、陸ッちって、この事に関して
無関心なんだもぉ~ん!!」
女の子がツイツイと指で背の高い男の子の頭を突く。
「あ~!!″陸ッち″パクったぁ~~~!!!」
「パクってなぁ~いもぉ~ん♪」
「パクッたパクッたぁ~!!!!」
背の高い男の子はじゃれ合う二人を見てため息をつく。
「そんなのどうだっていいだろっ。馬鹿馬鹿しい。」
「よくないっ!!!!!!!!!!!!」
二人は背の高い男の子を睨んでいる。
あたし・・・言わなきゃ・・・



