「アズ…」 さっきから季は東のことしか考えていない。 するとどこからか女の声が聴こえた。 「私と付き合ってください!!」 そんなような声。 「まさか…」 季は戸惑い始める。 下駄箱で… 東は女子に告白されていた。 「アズ…イヤだ…」 季の目から涙がこぼれた。 「季!陸!」 東がこちらに気づく。 「イヤだ……!!!」 季はこの場から駈け出していく。