「本当は学校が好きなくせに」 手が止まる。 彼は微笑んでいた。 …久しぶりに 人が笑った顔を見たような気がした。 「なんで…。」 「いっつも夜になると校門の所に立ってるじゃん」 見られていたのか…。 ……いや、分かるもんか。 俺は奴に拳を振るったが、 奴は容易にそれを止めてしまう。