親は俺を必死に止めようとした。 「っるせいなぁッ!!ほっといてくれよッ!!」 ―バタンッ!! そう言って家を出てきた。 少年院という言葉も親の口から出てきた。 少年院なんて行くなら ここで野宿してやる!!! 暗闇の中 小学校の校門の壁に寄りかかり 無言で存在している月をただずっと見つめていた。 そんなとき―。