―卒業式―



「俺、季さんのことが…


前から好きでした…!!」


とある男子が季さんに告白をした。



「あははーごめーん」


「なんでですか!!?」


「さぁーなんででしょー?


ねっ、陸くん?」


脇から陸くんが割り込んでくる。



「さぁ、なんでだろうな?


お前には分かるまい」


っと陸くんは冷めた顔で笑い


男子はその威圧に怯んで逃げていく。