だけど…そうじゃないんだ。 傷つくことに慣れるなんてできない。 その代わり きっと新しく得られるものがあるのだから…。 「うーっす。 おっつかれ♪」 校門で出迎えてくれたのは東くんだった。 「東くん…」 「哉沙って呼んでくれないの?」 「…哉沙くん」 東くんは嬉しそうに笑う。