そこへ陸くんが一歩前へ出る。



「でもお前、俺を抜かして首席になれるんだろ?」


「YES!」


陸くんの顔の前にぐっと親指を突き出す。




「なんせ俺はスーパーマンですから!!


吾輩に不可能という文字は載っていないッ!!



キャ~~~~!!ナポレオン様カッコいいーーー!!」




「アズ~!“辞書”って言う言葉が抜けてるよ!」


季さんが“うっかりさん”と人差し指で


東くんの額を突っつく。



「うおぉ~!陸っちドンマイ!!」


「って俺かぃッッ!!」



「アハハ」


やはり


この人たちといると


なんだかホッとする…。