「どーも」 そして私たちは武道場を離れた。 「それにしても昨日のは腹が立つ」 陸くんが拳を握ったのは昨日のカラオケでの 店員さんのこと。 「あの店員め!! 一発殴ってやりたがった!!」 結局、あのあと 私の家でパーティーしたんだけどね。 「陸っちぃ~!桜~! How are you~?」 ランドセルを背負い、 こちらを手を振って歩いてきたのは 季さんだった。