≪季はずっと一人ぼっちだったんだ…≫ 季さんの手はとても温かかった。 季さんには…もう仲間がいる。 その中に…私もいるなら…。 私がうなずくと歓喜の声が周りから上がる。 「うっしゃあぁぁぁぁ!!! 夜まで飲むぞおぉぉぉぉ!!!」 「何をだよ」 「オレンジ♪」 「ガキ」 「すずめも大丈夫でしょ」 家にはだれも帰ってこないから、 私はうなずく。 「では!晩餐もご一緒に!!」 「イェーイ!アズ最高!」 「まぁ否定はしないがな」