「歌って♪」 「いやです…」 「どうして…?」 うぐっ…。 「恥ずかしいから…」 うつむく私にそっと肩に手を当ててくれる。 「平気♪ だって一人のときラジオの曲をずっと 歌ってたんでしょ?」 「どうして…それを…??」 確かに私は…誰もいない家の中 ずっと一人で歌い続けていた…。 「雨宮から聞いた♪」 「うぐっ…。」 そして陸くんに「アメイジンググレイス」と頼む。