「もうしてるだろ」



先ほどまでの口調より


強くはっきりしていた。



「もう…俺たちと一緒に居るってことは


楽しい思い出を作っている最中だ」



っと柄にも似合わず親指を突き上げた。



「さて行こうか」


「仲直り…してるかな…?」


「してるだろ、あいつらバカだから」



雲に隠れていた太陽が出てきて


私たちは日だまりの中に包まれていた。