それは曇り空で全く解放感がない空気だ。 「2,3年前、俺はまだガキでカッコ付けて学校に行かず 手を血で染めるようなことばかりしていた。 ほんと、そこから何も生まれないのに…。 その間、あいつは一人で居たのに…。 ずっと仲間を求めていたのに…。」 「さびしさ」 私は曇り空に向かって言った。 「みんな…さびしさを抱えている…」 それは… 私だけじゃない…。