「お前やばいよ、顔」
「…凌、苦しいのは私だってそうだよっ…」
大学に行けば、講義が一緒だった真壁拓海と岸本ほのかに腫れた目でこちらに寄ってきた。
ふたりとも、柚希と仲良くしていて。
拓海とほのかはカップルで、Wデートなんで言って4人で遊園地に行ったこともある。
拓海は僕のことを見るなり「元気出せとは言わないけどさ、」と唇を噛んでいた。
「…この近くにさ、『未来展』っていう展示会やってんの。
明日でも行かね?」
拓海は僕のことを元気づけようとしてくれているのか、近くの多目的展示室でやっているイベントを紹介してくれた。
その恩を無下にするわけにはいかず、明日の土曜日に行く約束をした。



