「何、この写真……」

私は返信のメッセージを打つこともできず、
急いで凪のアイコンをタップした。

『ごめんね、こんな大事になって。
今日、朝早めに学校来れる?』

私は、うん、とだけ返して、いつもよりも早い時間に登校した。

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早朝の学校は凛とした空気に満ちていた。
早朝のキリリとした空気は、今が夏だということを感じさせない。

そんな涼しい時間帯なのに、私は冷や汗をかいていた。

ガラガラッと教室のドアを開けると、凪が立っていた。

「……命。あのさ」「ごめんなさい!!!」

凪の話を遮って謝罪した。こんなことになったのは私のせいでもある。
私にも非があるのだ。