「告られたって言っても、相手は全然知らない人だったし。
それに、私の性格がバレると大抵の人は、『なんか違う』って言うんだよね〜…」

「ありゃぁ。でも、命見た目はお姫様系だけど、何というか、正義感?が強いよね。
ガツガツ意見とか発表できちゃうし。
その人達はギャップにビックリしたんじゃないの?」

「い、良いこと言う〜。一生ついていきます!」

「お前は鎌倉武士か!」

友達のいまいちピンとこないツッコミに、私はクスリと笑った。

その途端、廊下でドサっと大きな音がした。
みんなの息を飲む音も聞こえる。

「何かあったの?」

教室の廊下近くにある窓枠から身を乗り出して、廊下に居たクラスメイトに声をかけた。