キス魔なカレシ。

 小倉くんの〝諦めない〟宣言から私たちの日常は変わった。

 まず、学校ではもちろんの事いつも私の周りをうろちょろとして、離れようとしたないし、学校帰りには家まで付いてくる。

 「何なのかなっ〜!アイツは!!」
 「あはは…」

 流石の郁弥くんも我慢の限界らしく、声を張り上げる。

 私は、もう苦笑いするしかないよ…。

 それにしても、こんな郁弥くんは初めて見るな…。

 今は、小倉くんから逃げて理科室に隠れている。

 「やっと、ふたりに慣れたね」
 「うん」

 郁弥くんは、大分落ち着いたようだ。

 そして、久しぶりの甘い雰囲気になる。

 そして…

 ちゅう。

 久しぶりの甘いキスをする。