キス魔なカレシ。

 私は、イケナイとは分っているけど、好奇心には勝てず本棚にある本を手に取って見る。
 だけど、普通の本しかなかった。

 まぁ、こんな分かりやすい所に置いてないよね…。

 やっぱり、隠す場所といったら…。

 私は、ベッドの側にしゃがむと、ベッドの下に手を入れてみるが、何も無い。

 郁弥くんって、そういう物に興味が無いのかな…。

 で、でも、私にキスしてくるんだよ!?

 興味はあるはず…。