キス魔なカレシ。

 いよいよ、仮装リレーが始まった。

 私は、一生懸命に走る。

 だか、服が邪魔をして上手く走れない。

 これだったら、短いメイド服にするんだった…!

 今さら、後悔しても遅い。

 とにかく、走って前へと進む。

 「はい…!バトン!」

 そして、やっとの思いで次の人にバトンを渡す。

 「はっ…はあっ」

 息切れが、酷い。

 でも、やっと私の出番も終わった。