キス魔なカレシ。

 可憐ちゃんが、眠りについたのを確認してそっと手を離す。

 僕は、可憐ちゃんの食事を作る為にキッチンへと行くと、食べやすいお粥を作った。

 部屋に戻ると、可憐ちゃんは早くも起きていて、前より体調が良さそうだった。

 良かった…。

 可憐ちゃんの辛そうな顔は見ている僕も辛くなる。

 僕は、お粥をスプーンで掬って可憐ちゃんに食べたさせる。

 可憐ちゃんは「美味しい!」と沢山食べてくれて食欲はありそうで安心した。

 どうか、早く良くなりますように。