キス魔なカレシ。

 放課後になり、僕たちはマンションに帰って、勉強をしていた。

 勉強なんて、簡単でつまらないけど可憐ちゃんがいるなら話は別だ。

 可憐ちゃんは、本当に勉強を頑張っていて分からない所があれば、僕を頼ってくれる。

 その事が、凄い嬉しい。

 頑張っている可憐ちゃんの真剣な顔も見れるし。

 最近はいい事ばかりだ。

 そろそろ、夕食の時間だから、可憐ちゃんの代わりに僕が料理を作ることにした。

 可憐ちゃんは、遠慮していたけど何時も可憐ちゃんに作ってもらうのは申し訳ない。

 僕だって、簡単な物なら作る事ができる。

 女の子だけが、料理を作らなければいけないわけじゃない。

 そんな、考えは古いよね。

 僕が作ったのは、オムライスだった。

 前に可憐ちゃんが好きだと言って言っていたからだ。

 可憐ちゃんの事なら、何でも覚えている。

 可憐ちゃんは、美味しそうに食べてくれて安心した。

 可憐ちゃんが唐突に苦手な事や欠点がないのか聞いてきて、考えるが特に思いつかなかった。

 でも、しいて言うなら…

 可憐ちゃんの事を好き過ぎることかな?