次の日。

 可憐ちゃんが僕と同じ大学に行きたい言って来た。

 僕と離れたくない為だと考えると、凄く嬉しくてどうにかなっちゃいそうだ。

 可憐ちゃんは、勉強が心配みたいだったけど、まだ受験まで時間はあるし、僕が教えれば合格する事も出来ると思う。

 僕だって、可憐ちゃんと大学生活を謳歌したい。

 可憐ちゃんの一番近くにいたい。

 それから、可憐ちゃんは勉強を頑張った。

 僕で同じ大学に行く為だと考えると、可憐ちゃんの行動が愛しくてしょうがない。

 でも、頑張り過ぎても駄目だ。

 時には、息抜きもしないと。

 だから、お父さんに貰った水族館のペアチケットを可憐ちゃんに見せて、デートに誘った。

 可憐ちゃんは、水族館が好きらしくて喜んで承諾してくれた。

 これは、毎日勉強を頑張っている可憐ちゃんへのご褒美だ。

 次の日。

 僕たちは、約束通り水族館デートを楽しんだ。

 僕は、水族館に来たことが無かったけど、可憐ちゃんの楽しむ姿を見れただけで、満足だった。

 これで、少しでも息抜き出来たら、嬉しいなぁ…。

 そして、また明日から勉強を頑張ろうね。