キス魔なカレシ。

 あっと、いう間にお昼休み。

 私は、自動販売機の前に立って、どれを飲もうか悩んでいた。

 う〜ん。どうしよう…?炭酸の気分じゃないんだよね。

 いちごミルクにしよう。

 お金を入れて、いちごミルクのボタンを押そうした時だった。後ろから腕が伸びてきて、先にボタンを押されてしまう。

 「ちょっと、一体誰が!」

 文句を言ってやろと振り返ると、郁弥くんが居た。

 「ごめん、ごめん。でも、押すボタンはあってるでしょ?」
 「えっ、何で?」
 「たまたま居たから、イタズラしちゃった…はい、いちごミルク」

 郁弥くんは、しゃがんでいちごミルクを取り出して渡してくる。

 「あ、ありがとう」

 私は、受け取ってその場で飲む。

 何で、そんなにじっと見つめてくるの!?

 「な、何?」
 「可憐ちゃんて、いちご好きなの?」
 「嫌いじゃないけど…何で?」
 「リップクリームもいちご味だったから」
 「〜〜!?」

 郁弥くんの言葉で、朝にキスした事を思い出してしまった。

 思わず、郁弥くんの唇を凝視していまう。

 「可憐ちゃんてば、そんなに僕の唇を見つめちゃって、何考えてるの?可憐ちゃんのえっち」
 「えっ、えっち!?」

 えっ…えっちって、私が変態みないじゃない!

 「可憐ちゃん、顔が真っ赤だよ?それこそ、いちごみたいにね」
 「私の事からかってるでしょ!?」

 さっきから、いちご、いちごって!

 恥ずかしいから、止めて欲しいよ…!