キス魔なカレシ。

 「そろそろ、寝よっか」
 「もう、こんな時間…」

 時計を見ると、もう12時になる所だった。

 時間も忘れて沢山話してしまっていた。

 そして、問題がある事を思い出した。

 私たち、同じ寝室で同じベッドで寝るんだよね…。

 恥ずかしいよ…。

 郁弥くんの強い要望で、寝室はひとつにしてしまったのだった。

 こんな事なら、断ったら良かったかなぁ…。

 でも、嫌だって言ったら郁弥くん悲しむよね。