キス魔なカレシ。

 正直、慣れないなと、思った。

 郁弥くんのお風呂上がりの色気が、凄くて郁弥くんの事を見れない。

 「可憐ちゃん?どうしたの?」
 「な、何でもないよ。今度は私が乾かしてあげるね」
 「うん」

 郁弥くんの髪はサラサラで艶があって綺麗だった。

 まるで、女の子みないな髪…。

 「可憐ちゃん、くすぐったいよ」
 「ご、ごめん」

 どうやら、耳を触ってしまったようでくすぐったいのか、身をよじる。