キス魔なカレシ。

 「可憐ちゃん、こうしていると新婚さんみたいだよね」
 「ふ、郁弥くんたら、恥ずかしいからやめてよ!」

 私たちは、新たな住居で食事をしていた。

 料理は、私が作ったけど、口に合うか心配だ。

 「可憐ちゃんの料理美味しいね」
 「ありがとう」

 郁弥くんは、美味しそうに食べてくれるから嬉しかった。

 「でも、これで毎日一緒にいられるね」
 「うん。本当に郁弥くんのおかげだよ」
 「可憐ちゃんと離れたくなかったからね」

 郁弥くん同じ気持ちで、私以上にわたし事を想って考えてくれる。

 本当に頼りになるなぁ…。