キス魔なカレシ。

 郁弥くんとのキスは、甘くて優しくて好き。

 こんな事は、本人には恥ずしくて言えないけど。

 「楽しい時間はあっという間過ぎちゃうね」
 「そうだね」
 「本当は、もっと一緒にいたいけど、遅くなるとご両親が心配するから、もう帰ろっか」

 そう言って、郁弥くんと一緒に家までの道を歩く。

 私だって、本当はもっと一緒にいたい。

 けど、郁弥くんに迷惑をかける訳にはいかない。