キス魔なカレシ。

 「ねぇ、キスしたい」
 「えっ!?ここで?人がいっぱいいるよ?」
 「他のカップルたちだって、イチャイチャしてるよ?ほら」

 郁弥くんが、指差す方を見ると、確かにカップルたちが人目もはばからず、キスをしたりイチャイチャしていた。

 「ね?いいでしょ?」
 「う、うん…」

 郁弥くんの甘い声に逆らうことが出来ず承諾してしまった。

 郁弥くんは、暖かい手を私の頬に添えると、優しいキスをする。

 「ん」
 「ぅん…。あっ…」

 二人の甘い吐息が、漏れる。