キス魔なカレシ。

 食事を終えて、レストランを出ると雪がパラパラと降っていた。

 「わぁ…!ホワイト・クリスマスだね。郁弥くん!」
 「そうだね。綺麗だ」

 なんて、言いながら何故が私の方を見る。

 「どうして私の方を見るの?」
 「綺麗なのは、可憐ちゃんだから」
 「も、もう。からかわないで!」
 「からかってないよ。本当に可憐ちゃんは綺麗で可愛いよ」

 いつも、サラッと褒めてくれる郁弥くんに私はドキドキしっぱなしだ。

 「郁弥くんだって、優しくて、カッコイイよ。大好き」

 少しでも、私と同じようにドキドキして欲しかった。

 「その言い方は、ズルいよ」

 郁弥くんは、これまでにないくらいに、顔を赤くした。

 そんな顔を見て、私は不覚にもキュンとしてしまう。