キス魔なカレシ。

 「可愛い…。ありがとう、郁弥くん。大切にするね」
 「喜んでくれたのなら、良かったよ。僕が付けてあげるね」

 郁弥くんは、椅子から立ち上がると私の後ろに回って、ネックレスを付けてくれた。

 「私のプレゼントは、あんまり大したものじゃないけど…」

 そう言って、紙袋から取り出したのは手編みの、マフラーだ。

 こんな素敵なプレゼントの後に取り出すのは、気が引ける。

 でも、一生懸命作ったら、喜んでくりと嬉しいなぁ。