キス魔なカレシ。

　女子の家に着いて部屋へと行くと、やっぱりというか女子は可憐ちゃんを嫌って、喚き散らす。

　その声が不快で仕方がない。

　話を聞くと、僕に助けられた事があるらしいが、僕は全くもって、覚えていない。

　さっさと、僕の事なんて忘れて新しい恋でもすれば良いのに。

　僕が可憐ちゃんを嫌いになることも、別れる事もないから時間の無駄でしかない。


　そんな女子に、可憐ちゃんは一言いって、満足したのか僕たちは、家を出る。

　可憐ちゃんは、自分を卑下する言葉を言ったから、少し悲しくて腹ただしいかった。

　どうやら、可憐ちゃの言葉が心に響いたのか次の日には学校に来たらしい。

　そして、僕の事を諦めてくれた様で安心する。

　あんな女子に好かれてもいい迷惑だ。