キス魔なカレシ。

 恋人になった次の日。

 僕は、可憐ちゃんと一緒に登校していた。

 だって、僕は可憐ちゃのカレシなんだから、これぐらい当然だよね。

 繋いでいる可憐ちゃんの手は小さくて、柔らかくて女の子の手だなぁ〜。と思ってドキドキした。

 学校に着くと、生徒の視線が僕たちに集まる。

 可憐ちゃんは、恥ずかしいそうにしてたけど、僕はもっと皆に見せつけなかった。

 だって、可憐ちゃんは僕のモノなんだから。

 教室に入ると、俊也が駆け寄ってきて僕たちが付き合っているかと聞いてくる。

 可憐ちゃの肩を掴んで、僕の方へと引き寄せて付き合っていると言う。

 これで、男子が可憐ちゃんに不要に近寄る事は無いと、確信した。