キス魔なカレシ。

 いよいよ、僕の番がやって来た。

 合図と共に走り出して、一番で地面に落ちている紙を拾うとお題は「リップクリーム」だった。

 見た瞬間に可憐ちゃんの事が顔に浮かぶ。

 僕は迷うことなく、可憐ちゃんの元へ急いで向かって、リップクリームを貰い、一番でゴールする。

 これで、可憐ちゃんから初めてキスして貰える。

 運動会が終わった後、僕たちは人気のない教室に来て約束通り、可憐ちゃんからキスをしてもらう。

 でも、そんなんじゃ足りなくて、僕からキスをするのだった。