その後、可憐ちゃんと話が出来ないまま委員長決めが始まってしまった。

 誰も委員長をやりたくない中、可憐ちゃんが手を挙げて委員長になった。

 これは可憐ちゃんに、近づけるチャンスだと思ったから、僕も手を挙げて委員長になった。

 可憐ちゃんの方をチラリてと見ると、唖然としていた。

 そんな、可憐ちゃんも可愛くて、尊い。

 きっと、可憐ちゃんは昨日の事で僕を意識しているはず。

 もっと、僕を意識して欲しい。

 そして、僕に恋をしてもらいたい。

 僕から、逃げられないよ?