キス魔なカレシ。

 そして始まってしまった勝負。

 二人は、どちらとも譲らず沢山のぬいぐるみを取っていった。

 いやいや、そんなに大量に取ってどうすの!?

 私の部屋とか置き場がないし。

 自分たちの家に持ち帰って貰うしかない。

 それにしても、他のお客さんの視線が二人に集まる。

 まぁ、何だろう?って不思議に思うよね…

 「もう〜。勝負はおしまい!」

 ずっと、続く応戦に流石に痺れを切らしてしまった。

 「勝負はここまでだね…っと、僕は15個取ったよ」
 「ふむ。勝負は引き分けのようだね。俺も15個取った」
 「僕が勝ったら、君がいなくなって可憐ちゃんとイチャイチャできるとお待ったのに…」
 「そうはさせないよ」
 「はぁ…」

 どうやら、勝負は引き分けのようだ。

 「それにしてもこの大量のぬいぐるみどうするの?持ち歩けないよね?」

 足元にあるぬいぐるみたちを指さししながら言う。