《何かほしいものある?》
《まなか?》
《大丈夫?》
《昨日はごめん、返信して》
《お願い、まなか》
《不在着信》
《まなか?大丈夫?》

あぁ、優しい、亮くんだ…。

もしかして、幼馴染みなら亮くんも怒ることなく、こうやって優しいままだったのかな?

私は涙が溢れて止まらなくて、視界が滲むけれど、返事を打った。

《大丈夫》

短いけど、だからこそ、いろんなもの、いろんな気持ちを込めた言葉だった。

亮くんはこの言葉の意味をくみ取ってしまったよう