「うっ…うぅっ…亮くん…」

亮くんが私を好きだって言ってくれた気持ちを嘘だとは思わないけれど、付き合って気付いてしまったのかもしれない、亮くんに私は見合わないと、やはり、可愛げがないと……。

「うっ、うぅ……亮くん、嫌だよぉ…」

私は一時のものに舞い上がりすぎて、浮かれすぎて、ダメになっちゃったのかもしれない…もう涙が止まらない…。

スマホを手に取ってみると、通知には、お母さんが今日ははや上がりするねと表示されていて、もう一つはたくさんの亮くんからの通知だった。

トーク画面を開いてみると、ズラリとしていた。

《まなか、大丈夫?》
《熱出たって、学校休むって聞いたけど》