思っていたより、時間がかかってしまい、外はもう真っ暗だった。


「今日はありがとうございました!良いものが買えたと思います!」

「良かった。そう言ってもらえると助かるよ」

お兄さんは優しくにっこりと笑った。

「もう暗いし、送ろうか?」

大丈夫ですと言おうとすると、咲奈ちゃんが割ってはいった。

「ダイジョブ、ダイジョブ、まなかちゃんは彼氏さんが迎えに来るからっ」

さっきもそうだけど、彼氏さんと言う単語にカアァっと熱くなる。