って、弟が代わりに出て継いでくれることになって……、俺はまなかがその時無事だったから全然良かったんだけど…」

そっか…だから、亮くんは、私が、自分を責めちゃわないか心配だって……。

確かに、私は、亮くんの大きな未来を、消してしまったのかも…。

「そっか…ごめんね、亮くん…私が不甲斐ないばかりに…」

亮くん、今までも、私に気を遣って隠し通してくれたんだろうなぁ…。

亮くんは私よ頭を撫でて、首を振った。

「ううん、まなかが無事で本当に良かったし、そのお陰で、俺は今ロスに行かず、まなかと一緒にいられているようなものだから、嬉しいくらいだよ」