っていたのに、今では亮くんが私のことを幸せそうに抱き締めてくれている。

「なにそれ、可愛いね。もう一回キスして良い?」

「ふぇっ!」

亮くんと今日気持ちを伝えあってから、分かったこと。

亮くんは、たくさん可愛いと言ってくれる。
恥ずかしいけど、お世辞だとしても、亮くんがそう言ってくれるのは嬉しい。

他にも、亮くんは、キス魔だ。
事あるごとに、可愛いと言ってはキスをしてくる。
さっきだって……―

先ほどの降り注ぐような初めての深いキスを思い出して、また顔がボッと熱くなる。