「もちろん、ていうか、それはこっちのセリフ」

「え?」

俺はまなかの隣から立ち上がって、まなかの前に片足を着く。

「まなか、俺の恋人になってくれる?」

まなかは目を見開いたけど、涙でいっぱいにした目をギュッと閉じて、溢れさせた。

「う、ん!っうん!亮くん大好きっ!ずっと一緒が良い!」

まなかはこらえきれなかったかのように、ギュウッと強く抱きついてきた。

首に回された細い腕は、震えていた。

「まなか、俺も好き。まなかがいれば、他はなにも要らない」