まなかは渋っているのか、『ほら、行ってきなよ!』と言う隣の人間の声が聞こえる。

まなかの一番近くに今知らない人間がいると思うと頭を抱えそうになるが、それどころではない。

扉が開き、おずおずと、まなかが出てくる。

あぁ~~!!本当に、可愛い。

抱き締めたい…、けど、可愛く赤くなるまなかを友達とはいえ見せたくない。

「まなか、ちゃんと話そう」

まなかはうつむいていたけれど、顔を上げてしっかりと俺を見据えると、コクりと頷いた。

グフォアッ…、その不安げで一生懸命な顔も可愛い…。

俺はまなかを連れて俺の家に連れていった。