私は亮くんの胸に顔をグッと一度押し付けると、離れた。
涙が止まらない、もう、助かったはずなのになぁ。
「家の前にいたアイツ、怖かったよね、もう大丈夫だよ。知り合いに警察に連れていってもらったし、ちゃんと警戒区域にしてもらう約束もするからね」
あぁ、なんて優しいんだろう、好きじゃなくても、こんな、こんななんだ…。
「うん、うん、ごめんね。大学からきてもらっちゃって」
「まなのこと「ありがとう、今度またお礼するね」
涙が止まらなくて、それが、バレたくなくて、必死
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