幼馴染みの重たい愛の隠しごと(マンガシナリオ)

顔がぐしゃぐしゃだけど、ギュッと抱きついた。

強く強く抱き締めた。

亮くんは私のことを包んでくれて、少しだけ震えていて、でも、すごくすごく、強く抱き締めてくれた。

すごく苦しくて、辛かったのに、なんで、こんなに幸せでいっぱいなんだろう?

私……好きっなんだなぁ…。

「亮くんが、好きっ、ありがとうっ助けに来てくれてありがとうっ」

「うん、俺も好きだよ、まなかが無事で本当に良かった」

嬉しくて、顔を上げて、亮くんを見上げたけれど、あぁ、違う、いつもの笑顔…、優しくて暖かくて、いつも……いつも通りの…笑顔…。