そうこうしているうちに、まなが出てきた。
あぁ、今日も俺のまなは可愛いなぁ。
ただ今日もやはりどこか元気のない様子で、顔を覗き込んでみると、彼女が目を見開く前に不安げな瞳が切なくゆれていた。
俺は驚いたけれど、それ以上に何かあったのかと心配になった。
それでもわはり、まなは口を割ってくれなかった。
ただ苦しそうな笑顔を張り付けるばかりだった。
やっと出てきた言葉は思っていたよりも、真面目な学生らしい答えで、テストが心配なだけだと言ってくれた。
まなの校門に近付いてくると、いつも、不安で心配
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…