だから近付こうとしたやつは、毎回俺がまなには見えないところで捻りあげていた。

学校生活にはバレないようにカメラも仕込んだりした。

彼女に、近付こう、告白しよう、そんな男は無数にいた。

だから全員近付かないように、俺が手を回した。

まぁ、とにかく必死だった、歳の差がうっとうしくて仕方がなかった、そばにいれないことが、面映ゆいを通り越して屈辱的だった。

俺がいなくてまなはとられないか、危険な目に遭わないか心配で不安でおかしくなりそうだった。

こんなに重い愛情が、自分に向けられているなんて、思ってもいないのだろう。

まなは鈍感なところがあるしなぁ…。