、まなは少し人見知りで、学校だと、表情筋がうまく機能しないらしく、ストイックに思われがちで、それと、周りより身長が少し高いだけで、ずいぶんと謎に強い立場らしい。

まぁ、ひとりぼっちを強要したい訳じゃないし、その子1人となら仲良くしても良いか…と言うことで笑顔で話を聞いた。

なぜかまなは3日前から、前のような元気はなく、少しだけ陰りが出るようになった。

心配だけれど、強制はしたくないので、かたくなに答えないまなに、俺は一時、引き下がることにしている。

家を出て、まなが出てくるのを待つ。
まなは自分の魅力に気付いていない。

まなが1人で道を歩いているとナンパされることなんて少なくなかった。