私の頭から湯気がたっている気がする。
大学を出ると、亮くんが既に待ち構えていた。
友達との話を思い出して、少しビクッとしたけれど、亮くんは今そんなことを考えていないのだろうから、変なことを考えている自分がはすかしくなった。
私は小走りで亮くんに駆け寄る。
「亮くんお待たせ」
「全然待ってないよ、大学お疲れさま」
「亮くんもお疲れさま」
亮くんは二十歳になってすぐ、車の免許を取っていたので、今では自分の車をもっていて、私も乗せ
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