私はムクリとからだを起こすと、目を擦りながら朝の挨拶を返した。

「えへへ…おはよう、亮くん」

なんだか、幸せが溢れて、寝起き早々笑ってしまった。

すると、亮くんが突然私をベッドに押し倒すようにくみしいてきた。

ど、どうしたんだろう??

「朝から可愛すぎ、襲うよ?」

「っ……!わ、私寝起きだから、汚いよ」

最近、咲奈ちゃんと話してて、男性と2人きりの空間でいることが危険と言われる理由を知った。

初めて知ったときは、大人な世界に恥ずかしさが込み上げた。