から、ゆっくりしてていいよ」と言ってくれたけれど、それでは居心地が悪いと言ったら、慌てて承諾してくれた。

本当に亮くんは、私を大切にしてくれているなぁと思う。

平日の料理は亮くんがしてくれて、洗濯等のそれ以外は私がやることにして、休日は逆にするという決まりを作った。

そんなこんなである日の金曜日。

「ん…」

私は重たい瞼をゆっくりと開いた。

「おはよう、まなか」

ふふっ、今日もかっこいいなぁ、あと、相変わらずすごく早起きだなぁ。